17年ぶりのクレヨンしんちゃん

お題「ゆっくり見たい映画」

映画館に見に行くことはすっかり減ってしまったのだが、何年か前の映画をネットフリックスやアマゾンプライムなんかで発掘してみるのは好きで、4~5年くらいに一度のペースで映画にどっぷりハマることがある。

前回ハマったときにはこれまでほとんどと言っていいほど見たことのなかったアベンジャーズシリーズを片っ端から見あさり、その流れでバックトゥザフューチャーなどの名作と呼ばれるSF洋画を見ていた。

それから約5年後ちょうど1か月ほど前からまた映画を見たい熱が増してきている。今回は前回と打って変わって子供向け映画「クレヨンしんちゃん」を見あさってしまっている。今回以前に最後に見たクレヨンしんちゃんシリーズは2003年公開の「栄光のヤキニクロード」になるので、実に17年ぶりのシリーズ視聴だ。

ちなみに映画クレヨンしんちゃんシリーズは1993年以降、毎年一本というペースで出ており、現在まで28本も公開されている。一本当たり約100分なので全部見るとなると単純計算で2800分。だいたい46時間以上はかかる。

さすがにすべて見るつもりはないが、大概の作品はアマゾンプライムで公開されているため、有料会員ならほぼ全部見ることができるため、今日見るものないなーと思っているとつい手を伸ばしたくなってしまう。

僕は何となく懐かしさで見ることにしたのだが、意外と見てみると大人でも割と楽しめる内容になっていたことに少し驚いた。基本的にはギャグ漫画なので、笑いとかギャグがありきで話も作られている。クレヨンしんちゃんシリーズのイメージとしては下ネタというイメージが強いと思うが、改めてみるとその大部分が言い間違いボケで、言い間違いネタといえば芸人で言うとサンドウィッチマンやナイツなどが良く使う手法であるし、下ネタというところに嫌悪感が特別無いようであれば大人になって見てもちゃんと面白い。

あと、カンフーボーイズという作品を見た時に思ったのだが、しっかり伏線を置いていることがあるのにも改めて気付いてすごいと思った。話の大筋は中華街を舞台に食べた人を狂暴化させるラーメンを出している悪の組織をカンフーを習うことでやっつけるという話で(大筋だけでもぶっ飛んでるような気もする)映画のラスト、正気を失ってしまった仲間を救うために(なぜか)ジェンカを踊るというシーンがあるのだが、映画冒頭を振り返ると、マサオ君の様子どうやらおかしいというきっかけでカンフーを習いに行くというくだりがあって、その話をしていたシーンが体育の授業でジェンカを覚えるというものだったりしている。

 

そんな感じで結構大人が見ても面白いので最近7本ほど視聴した。ながら見でも罪悪感もあまりなく、ちゃんと見ても面白いクレヨンしんちゃんシリーズ。だいぶ先は長いが長いからこそこれは永遠見続けてしまうやつだなとも思う。