お題「思い出のWebサービス」

 

思い出のWebサービスと聞いて思い浮かぶのは「おもしろフラッシュ」だ。

思い出そうと思ってみたが、いまいちパッとした記憶が思いだせない。おそらくかなり昔のことであることに加えて、あのサイトが雑多なサイトだったからだと思う。散らかった部屋で「何となくこの辺にアレがあったなあ」と思うあのあいまいな記憶に似ている。

 

それでも、断片的に覚えているものもある。名前は一切思い出せる気がしないが、棒人間の格闘ゲームやバケモノの家でピンポンダッシュをするものなどが何となく覚えている。

 

ゲーム以外だとペリー来航やマリオの世界にマイケルジャクソンを突っ込んだ動画で爆笑していた。今思えばペリーがひたすら開国をねだるというシュールすぎるネタのお笑いセンスに驚く。

 

小学校のころはまだ自宅にパソコンがなかったので、金持ちの友達の家でよく遊んでいた。おもしろフラッシュでゲームをやって、外で走り回って遊んで、最後に映画を一本見るのがいつもの流れだった。

 

当時その子の家で見ていた映画がほとんど洋画で家では邦画以外ほとんど見ていなかった僕にはあまりわからないものも多かったが、子どもながら遊ばせてもらっているという意識があり、少し無理して笑っていた。でも映画「マスク」の面白さだけ何となくわかり、マスク1と2は楽しむことができた。

 

僕の中でおもしろフラッシュは子供のころの遊びのルーティーンの一つだったように思う。今同じような環境で見たらまた、同じように笑えるだろうかと考えたがおそらく笑えないだろう。

 

でも、お笑い好きだったり、シュールな空気感で思わず笑ってしまったりするのは確かに今に影響していると思う。子供のころのあの無駄な時間は意外に少なくない影響を僕自身にあたえたのだろう。

 

youtubeにおもしろフラッシュ時代のムービーが残っていた。涙が出そうになった。