正面に座られるの嫌い

電車で長いシートに座っていると結構頻繁にあるのですが、正面に座られるのが苦手です。混みあっていたり席がすいていない状態のときは全然問題なのですが、ガラガラの状態で正面に座られてしまうと視点をどこにおいてよいのかよくわからなくなります。

最終的にはスマホに逃げてしまうことが多いのですが、意味もなくスマホを左右にスライドする作業をさせられているという感じがどうしても消化不良と化してしまいます。

どうしても気になったのでそういう場合どうしているのか調べてみると似たような話が質問サイトにたくさんありました。多くの回答が自主的に一席分移動するというもので、僕自身もそれが安牌だと思いながらもいまいち釈然としない感じでいました。

また、結構な数の意見が異性間でやられて困っているという意見だったのにも驚きました。僕は同性、異性問わず苦手だったので気付いていませんでしたが、そんな性的趣向やアプローチがあるんだというのは衝撃でした。

そしてつい最近また同じような形でガラガラの席の正面に座ってきた方がいたので、せめてどういう気持ちで座っているのか知りたいと思ってみてみることにしました。

正面に座った方は同性だったのですが、席に座るなりだらっとした感じでもたれて、僕のちょっと上くらいに視点を定めたままぼうっとしていました。そして、そのまま2駅が通過し、目的地に着いたため僕がそそくさとおりました。

拍子抜けしました。彼にとってはおそらく正面に人が座っていようがいまいが関係なく、適当に空いた席に座ってただただあの位置を眺めていただけだったように思えました。

仮に彼にたいして正面に座って視点のやりばに困るという話をしたところで「あぁ、そうなんだ...」くらいの反応しか期待できないと思いました。僕が神経質なのか、彼が鈍感なのかはわかりませんでしたが、正面に座られたから視点に困る原因の元凶はそれほど大したものではないというのがわかっただけでも少し電車に乗りやすくなった気がします。